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サウナで美容と健康

 


アフターサウナのスキンケア


しっとりと潤いのある肌づくり

 若々しく、美しい肌を形容するのに私たちは“しっとりと潤いがある”、“みずみずしい”“透明感とハリがある”という言葉を使います。
 この言葉からもわかるように、美しい肌の状態には適度の水分が含まれているのです。
 もっと詳しくいいますと、しっとりと潤っているという肌は皮膚の角質層の水分が10〜20%に保たれている状態をいいます。
 しかし、サウナで大量に汗を流したり、寒い冬の乾燥した空気や、また逆に夏の強い紫外線にさらされた肌は、汗や脂の分泌が少なくなって、皮脂膜ができにくくなり、角質層の水分も蒸発しやすくなっています。


●4週間で生まれ変わる皮膚

 私たちの皮膚は、下から皮下組織、真皮、表皮の三つの層から成り立っています。私たちが見ている肌は、表皮の一番外側の角質層と呼ばれているものです。
 表皮の細胞は、一番下にある基底層と呼ばれるところで作り出され、形をかえながら上へ上へと押しあげられていき、やがて角質細胞に形をかえ、それが幾層にも重なって角質層を形成します。この間、約2週間。そして、さらに2週間経つと角質細胞は命を終え、角片となって皮膚の表面からはがれ落ちていきます。つまり、肌は約4週間、28日のサイクルで新しく生まれ変わっているのです。
 ところで、角質層には、自身で保湿、水分を保持する自然保湿因子(NMF)というものがあります。






皮 |
脂 |
膜 |
の |
働 |
き ↓

NMFの働き
小------------------→大

カサカサして、
ハリやツヤがない

きめが細かく、
乾燥しやすい

ガサつきがちなのに
部分的にあぶらっぽい

しっとりしているが
部分的にガサつくことも

あぶらっぽいのに
ガサつく

あぶらっぽく、
化粧くずれいやすい

 

 

●アフターサウナの手入れ

 アフターサウナの肌は、このNMFも減っていますから、外側から積極的に水分、栄養分を補ってやらなければなりません。
 あなたが20代なら、若い肌は新陳代謝が活発ですから、割り合い早く皮脂膜が作られますから、まず、水分補給中心のお手入れをしてください。
 いつもよりたっぷりの化粧水を、パッティングするようにして、肌につけます。首筋にも忘れずに。そのあと保湿クリームを塗っておきます。
 30代、40代からの方は、アフターサウナでなくても水分、油分が不足しがちです。
 たっぷりの化粧水をつけたあと、水分を逃がさないように自然の皮脂膜と同じ働きをする成分を含んだ乳液や保湿クリームをていねいに、十分すり込みます。
 こうした、アフターサウナ直後の手入れのあとは、おやすみの前にマッサージ、パックも忘れずにしておきましょう。


 
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